新婚さんの事情



「そんなの、ちゃんと彼女って思ってるに決まってるだろ?!」


キノは仰向けの私に向かってこれまで聞いた事のない声のトーンで言う


「じゃあ、なんで、なんで、今日、
一緒に混浴入ろうとしてくれなかったの?
なんで、この態勢は直そうとしたの?
なんで、これまで、エッチしてくれなかったの?」





私はとうとう涙を流してしまった





「ヒカリ...」





「私、キノのことが本当に本当にスキ、スキでスキで仕方ない、
だから、私はキノと混浴も入りたいし、
エッチだってキノとだったらしたいよ、
でもキノはそれを避けるように見えるの、
それが、本当に本当に不安で仕方がないんだよ」





私はキノの顔がにじんで分からないほど目に涙がいっぱいになるにが
わかった


すると、そのときだった


私の唇に唇が重なった


そして、その唇は1回離れ
また、重なる

息が出来ないほど熱いキス











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