新婚さんの事情
「キノ?」
私はキノを見つめる
「ん?」
キノは私を見下ろす
「腕組んでいい?」
「いいよ」
キノのその言葉と同時に私はキノの腕を掴む
キノの体温が伝わる
それが気持ちよくてたまらない
ずっとこうしときたいなぁ
「はぁー、このあとどうする?」
私がそう、思ってるとキノがいきなり尋ねてきた
え、このあと?私はこのまま家に帰ることしか考えてなかった
「え?このまま家に帰らないの?」
「いあ、俺んち来ないかなぁって思って」
「えっ!」
キノっ!キノの家っ!!!