幸せ家族計画

 それから何日かたった日の夜、おじちゃんがやってきた。


「こんばんは、サユちゃん」

「おじちゃん、どうしたの? ママまだお仕事からかえってないよ?」

「いやその方が都合良いんだよね」


おばあちゃんは、慌ててお茶の準備をし始める。

「お構いなく」っておじちゃんが言って、わたしに紙袋を差し出した。


「サユちゃんに、プレゼント」

「え?」


袋を開けてみると、中にはスカートが入ってた。

ピンクで、すそにフリルがついてて可愛い。

この間汚したスカートにちょっと似ている。


「同じのは見つけられなかったんだけど。サイズ合うかな。前、卒園式で着るって言ってた時のサイズ、それだったと思ったんだけど」


おじちゃんは私の体にそのスカートをあてて言う。

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