無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
扉を開けて見えたものは、

純白のウエディングドレスを着た、

モデルのような女性。

・・・

でも、ベールで顔がよく見えない。

・・・

こんなところに私を連れてきて、

一体何をしようと言うのか。

何度となく瞬きをする私をチラッと見た

俊は、クスッと笑いながら

新婦の前までやってきた。

・・・

こっちはちっとも笑い事じゃない。

「遅いわよ、俊」

ベールを持ち上げて、

初めて誰だかわかった。


「…麗さん」


「あら、私の名前知ってくれてるのね?

嬉しいわ」

とてもにこやかに話す麗さん。

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