無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
麗さんが私に謝ってくれた。

・・・

話しはなんとなくわかったんだけど…

・・・

あのパーテイーの時、

あんなに親しそうだったのは?


「…パーテイーの時」

ボソッと呟いた私の横で、

俊が話し始めた。


「結婚の報告を受けたんだから、

笑顔で祝福するのは当然だろ?」


…確かに。


「じゃあ…あの日、俊の家に来たのは?」


「頼んでたパンフレットを渡しに」


「…パンフレット?」

「・・・仕事の」


「うそばっかり」

俊の言葉に、笑いながら麗さんが言った。

…俊の顔が少し赤い。

・・・なぜ?
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