無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
『麗、そろそろ行かないと、

お客様が待ちくたびれてるぞ』


麗さんの婚約者が言った。



「あ、は~い…と言うことで、

誤解は解けたかしら?」


「・・・すみません」


「よかった・・・

じゃあ、私は行くから」


「今日はすまなかったな」


「これで、貸は返したわよ?」

「ああ」


・・・

麗さんは笑顔で手を振ると、

教会を出ていった。


俊と二人きり・・・


「勘違いは解けたみたいだけど、

これでも、オレと別れる?」

後ろから、俊の優しい声が聞こえた。
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