無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
「もたもたしてると日が暮れる。

さっさとマンションの方の片づけ行くぞ」


・・・

誰が手を止めさせたんですか?

…とはあえて言わず、

俊の後ろをついていった。



・・・・


日がほぼ落ちた頃、

やっと片付けが終わった。


「なんか物が一気に増えた」

俊の顔がちょっと曇る。

「今までが、物がなさ過ぎたんです。

私はこれくらいの方が、落ち着きます」


「・・・これが?」


「はい」


少し納得がいかないのか、

首をかしげながら、


「まぁ・・・そのうち慣れるか」

と、自分で自分に言い聞かせていた。
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