無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
眉間にしわを寄せている私に、

車を降りるように指示した俊。

・・・

車のトランクからは、

キャリーバックが二つ下ろされた。

「あの、どこに行くんですか?」

「・・・ちょっとパリまで?」

・・・

ちょっとって、パリって

すご~く遠いんですよ?


「行きませんよ?

明日だって仕事がありますし」


「大丈夫、休暇届は出してある。

オレは長期に出張ってことに、

してもらってる」


「…誰にですか?」


「社長に」


「?!」

「オレは社長のお気に入りらしくて、

すぐに承諾してくれた」
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