無口な上司の甘い誘惑~究極の恋~
手続きをしに行った俊の横に、

立つ私。

「あの、私、

パスポートなんて持ってませんよ?」


「愛奈のお母さんが、

用意してくれたんだ」



「…いつの間に、

両親に会ってたんですか?」

「先週両親と一緒に、

愛奈の実家に伺った」


…それは、びっくりしたでしょうに。

「私がいかなかったのに、

よく話が出来ましたね?」



「最初は、向こうも驚いてたけど、

うちの母と、愛奈のお母さんが、

高校・大学と友人だったらしくてね?

長いこと音信不通だっただったのに、

また会えたって喜んで、

パスポートの件も、

愛奈が実家に保管していたものを

用意してくれた」
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