魔天戦史
「…心に、止めて置きます…」
その時、部屋に黒服の男が駆け込んで来た。
「どうしたのじゃ?」
「拾蔵様!!東の空1600メートル先に、悪魔の大群を確認しました!その数、およそ3000!その中には、大型の個体もいる様です!」
「…来てしまったようじゃのぉ…お前達は、周辺地域の住民の非難を都市警と協同で行え。それと、国連の第七師団に応援要請を打診しろ。」
「御意!」
黒服の男はすぐに部屋を出て行った。
「さて、儂らも行くかの。」
拾蔵が立ち上がるのに合わせて四人も立ち上がった。
「この辺りは人工が密集している。住民を見つけたら最優先で救助してやってくれ。」
「分かった。」
「了解しました。」
「分かりました。」
「はい。」
四人がそれぞれ答えた。
「良し、行くぞ。」
五人は部屋を出てまず空に上がった。東の空を見ると、確かに空一面を覆うかのような数の悪魔の大群が接近していた。それをみていると、下から勇翔達が来た。
「拾蔵様!」
勇翔は拾蔵の近くに来た。
「あれは…」
「あぁ、悪魔じゃよ。奴等め、ここまで大胆に攻めて来るとはのぉ…」
「…どうするんですか?」
「国連に応援要請をしてある。それまでは儂らで何とかするしか無いのぉ。」
「…分かりました。なら、街に入られる前に…!」
勇翔は雷で出来た剣を手の中に出現させた。そのまま悪魔の大群に向かって切り掛かろうとした。
「待て、勇翔。」
しかしそれはレオンに止められた。
「ここは私が先鋒を務めよう。そろそろ使ってやらないとな。」
レオンはそう言って肩に鎖で繋がれた四つの棺を前に並べた。そして何かの呪文を口ずさんでいる。するとレオンの纏う霊気がどんどん鋭く、そして濃密になっていく。一際強くなると、四つの棺が開いた。
その時、部屋に黒服の男が駆け込んで来た。
「どうしたのじゃ?」
「拾蔵様!!東の空1600メートル先に、悪魔の大群を確認しました!その数、およそ3000!その中には、大型の個体もいる様です!」
「…来てしまったようじゃのぉ…お前達は、周辺地域の住民の非難を都市警と協同で行え。それと、国連の第七師団に応援要請を打診しろ。」
「御意!」
黒服の男はすぐに部屋を出て行った。
「さて、儂らも行くかの。」
拾蔵が立ち上がるのに合わせて四人も立ち上がった。
「この辺りは人工が密集している。住民を見つけたら最優先で救助してやってくれ。」
「分かった。」
「了解しました。」
「分かりました。」
「はい。」
四人がそれぞれ答えた。
「良し、行くぞ。」
五人は部屋を出てまず空に上がった。東の空を見ると、確かに空一面を覆うかのような数の悪魔の大群が接近していた。それをみていると、下から勇翔達が来た。
「拾蔵様!」
勇翔は拾蔵の近くに来た。
「あれは…」
「あぁ、悪魔じゃよ。奴等め、ここまで大胆に攻めて来るとはのぉ…」
「…どうするんですか?」
「国連に応援要請をしてある。それまでは儂らで何とかするしか無いのぉ。」
「…分かりました。なら、街に入られる前に…!」
勇翔は雷で出来た剣を手の中に出現させた。そのまま悪魔の大群に向かって切り掛かろうとした。
「待て、勇翔。」
しかしそれはレオンに止められた。
「ここは私が先鋒を務めよう。そろそろ使ってやらないとな。」
レオンはそう言って肩に鎖で繋がれた四つの棺を前に並べた。そして何かの呪文を口ずさんでいる。するとレオンの纏う霊気がどんどん鋭く、そして濃密になっていく。一際強くなると、四つの棺が開いた。