魔天戦史
浄火の聖剣
京介が拾蔵の結天領域に取り込まれた頃、蓮は弦慈郎と向き合っていた。
「…向こうも始まった様だな。こちらも始めるとするか。」
弦慈郎はそう言って地面に手をかざした。すると蓮と弦慈郎を中心にして巨大な魔方陣が出現した。
「これは…!?」
「さっきの拾蔵の魔術を見ていただろう。これは拾蔵の魔術と同じ仕組みだ。」
「結天領域、ですか?」
「あぁ。だが私のは直接相手をしてやろう。さぁ、行くぞ!」
弦慈郎が一言発すると魔方陣が強烈な光を放った。
「くッ…!?」
蓮はその光のあまりの眩しさに目を開けることが出来なかった。目を開けると、さっきまでいた中庭では無く、殺風景な荒野になっていた。
「これが、私の結天領域だ。結天領域はある程度景観の変更が出来る。恐らく拾蔵のものとは似ても似つかないだろうな。」
弦慈郎はそう言いながら武器を構えた。
「さぁ…抜け、蓮。」
「…はい…」
蓮は天叢雲剣を抜いた。
「それと、降霊させておけ。私は…拾蔵程優しくはないぞ?」
「…来れ、アマテラス!」
蓮は弦慈郎が放つ殺気を感じ、アマテラスを降霊させた。
「それでいい…行くぞ!」
弦慈郎は地面を蹴って接近した。蓮も地面を蹴って接近しようと構えた。しかしその瞬間弦慈郎の姿が消えた。
「!?」
蓮はその一瞬で弦慈郎を見失ってしまった。辺りを見回そうとしたその時、目の前に弦慈郎が現われた。
「!?な…ッ!?」
弦慈郎は方天画戟を両手で蓮に叩き付けた。叩き付けられた方天画戟は地面に当たって砂煙が立ち上ぼった。煙が晴れるとそこに蓮の姿は無かった。するとそこから少し離れた場所に蓮が姿を現わした。
「今のを避けるとはな。[跳天]を習得していたのか?」
「はぁ…はぁ…ッ、はい…」
何とかかわした蓮だが肩で息をしている。どうやらかなりギリギリだった様だ。
「…向こうも始まった様だな。こちらも始めるとするか。」
弦慈郎はそう言って地面に手をかざした。すると蓮と弦慈郎を中心にして巨大な魔方陣が出現した。
「これは…!?」
「さっきの拾蔵の魔術を見ていただろう。これは拾蔵の魔術と同じ仕組みだ。」
「結天領域、ですか?」
「あぁ。だが私のは直接相手をしてやろう。さぁ、行くぞ!」
弦慈郎が一言発すると魔方陣が強烈な光を放った。
「くッ…!?」
蓮はその光のあまりの眩しさに目を開けることが出来なかった。目を開けると、さっきまでいた中庭では無く、殺風景な荒野になっていた。
「これが、私の結天領域だ。結天領域はある程度景観の変更が出来る。恐らく拾蔵のものとは似ても似つかないだろうな。」
弦慈郎はそう言いながら武器を構えた。
「さぁ…抜け、蓮。」
「…はい…」
蓮は天叢雲剣を抜いた。
「それと、降霊させておけ。私は…拾蔵程優しくはないぞ?」
「…来れ、アマテラス!」
蓮は弦慈郎が放つ殺気を感じ、アマテラスを降霊させた。
「それでいい…行くぞ!」
弦慈郎は地面を蹴って接近した。蓮も地面を蹴って接近しようと構えた。しかしその瞬間弦慈郎の姿が消えた。
「!?」
蓮はその一瞬で弦慈郎を見失ってしまった。辺りを見回そうとしたその時、目の前に弦慈郎が現われた。
「!?な…ッ!?」
弦慈郎は方天画戟を両手で蓮に叩き付けた。叩き付けられた方天画戟は地面に当たって砂煙が立ち上ぼった。煙が晴れるとそこに蓮の姿は無かった。するとそこから少し離れた場所に蓮が姿を現わした。
「今のを避けるとはな。[跳天]を習得していたのか?」
「はぁ…はぁ…ッ、はい…」
何とかかわした蓮だが肩で息をしている。どうやらかなりギリギリだった様だ。