魔天戦史
「反国連勢力…ですか?」
「あぁ。国連にも、反対する勢力が存在するのさ。」
「へぇ…」
その時憲蔵の通信機から声が聞こえた。憲蔵はそれに答えて通信を切った。
「学園長が呼んでいるそうだ。」
「…えっ!?」
勇翔は怒られるのではないかと思い身がすくんだ。
「大丈夫だ。怒るために呼ぶつもりはないらしいからな。」
「…へ…?」
二人は学園長室に入った。中には学園長が椅子に腰掛けていた。
「やぁ、勇翔君。待っていたよ。今回の事、済まなかったね。君のお陰で、ほとんど被害を出すことも無く済んだよ。」
「あ、いえ…ホントに、自分でも何が何だか…」
「…まぁ、君は本当に良くやってくれたよ。私は見ていなかったから分からないが、君は天盤を使ったそうじゃないか。」
「あ、はい…」
「あれは、習得が非常に難しい技でね…」
「そうなんですか?」
「あぁ。国連としても、君ほどの逸材は中々見つからない…」
「…えぇっと…」
「…まぁ、簡単に言うと、君を国連にスカウトしたい。」
「!?は、はい!?」
「おい、崇史…!?」
「これは、本部からの通達なんですよ。」
「本部…では、大元帥が…?」
「そのようですね。私は、いいと思いますが…まぁ、入隊しても、私か、憲蔵さんの部隊に配属になるだろうし、学園にも今まで通り通って構わないそうだから特に問題があるわけじゃないし…考えてみてくれないかな?」
「…少し、考えさせて下さい…」
「うん。まぁ、今日はもう休んだ方がいい。」
勇翔はそう言われて寮に戻った。
「…やはり、目覚めてしまいましたね…」
「あぁ…この世に神がいるとすれば、酷な事をするものだ…」
「…この世には、神なんていませんよ…」
そう呟く崇史の顔は、暗い表情を浮かべていた。
「あぁ。国連にも、反対する勢力が存在するのさ。」
「へぇ…」
その時憲蔵の通信機から声が聞こえた。憲蔵はそれに答えて通信を切った。
「学園長が呼んでいるそうだ。」
「…えっ!?」
勇翔は怒られるのではないかと思い身がすくんだ。
「大丈夫だ。怒るために呼ぶつもりはないらしいからな。」
「…へ…?」
二人は学園長室に入った。中には学園長が椅子に腰掛けていた。
「やぁ、勇翔君。待っていたよ。今回の事、済まなかったね。君のお陰で、ほとんど被害を出すことも無く済んだよ。」
「あ、いえ…ホントに、自分でも何が何だか…」
「…まぁ、君は本当に良くやってくれたよ。私は見ていなかったから分からないが、君は天盤を使ったそうじゃないか。」
「あ、はい…」
「あれは、習得が非常に難しい技でね…」
「そうなんですか?」
「あぁ。国連としても、君ほどの逸材は中々見つからない…」
「…えぇっと…」
「…まぁ、簡単に言うと、君を国連にスカウトしたい。」
「!?は、はい!?」
「おい、崇史…!?」
「これは、本部からの通達なんですよ。」
「本部…では、大元帥が…?」
「そのようですね。私は、いいと思いますが…まぁ、入隊しても、私か、憲蔵さんの部隊に配属になるだろうし、学園にも今まで通り通って構わないそうだから特に問題があるわけじゃないし…考えてみてくれないかな?」
「…少し、考えさせて下さい…」
「うん。まぁ、今日はもう休んだ方がいい。」
勇翔はそう言われて寮に戻った。
「…やはり、目覚めてしまいましたね…」
「あぁ…この世に神がいるとすれば、酷な事をするものだ…」
「…この世には、神なんていませんよ…」
そう呟く崇史の顔は、暗い表情を浮かべていた。