【完】俺だけを愛して溺れろ。
間違いない。
今の凪なら、目で人を瞬殺出来るよ。
そう思った瞬間、その鋭い眼光があたしに向けられた。
『(なっ、何……!?)』
「凜も凜で、そんな馬鹿女共を相手にしない!」
『え!?あー……うん。努力する』
「……あ?」
『わ、分かった、分かった!今後は、呼び出されても無視します!!』
「……」
『だ、だから、睨ま――…ってか、最早女の目付きじゃないって!』
あたしはメロンパンを置き、身を乗り出して凪の目尻を人差し指で下げる。