【完】俺だけを愛して溺れろ。
あと、自分の気持ちに嘘をつかない。
もちろん、変なプライドも捨てるし、素直になるから!
だから、
『お願い。あたしの傍にいて』
懇願するあたしに、蒼空は心底嬉しそうな笑みを浮かべる。
「バーカ。それ、俺が先に言った言葉。死ぬまで一緒にいるに決まってるだろ?」
そう言われた途端に、蒼空に唇を塞がれた。
『(やっぱり、蒼空と同じことを考えちゃうのね?あたし)』
口元に綺麗な弧を描いて、目を閉じる。