【完】俺だけを愛して溺れろ。



「おばちゃん、」



『「カツサンド!」』



はぁん!?



あたしはギロリと中島を睨む。



『あんた、さっきから何なの!?』



「いやぁ、仕方ないじゃん?」



『カツサンド食べて中毒になっちまえ』



「なら、死ぬ時は一緒だね?」



『は?』



「おばちゃん、俺らカツサンドにする」



『な――っ!』



おばちゃんは「若いって良いわねぇ」なんて言いながら、目の前にカツサンドを二個置く。



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