【完】俺だけを愛して溺れろ。



「あっ!そういえば、凜。あの冷徹女は?」



『……凪?凪なら、委員会の集まりに行ってるけど……』



「俺の友達も委員会の集まりに行ってて、“一人”なんだよね」



『そ、そうなんだぁ』



「お互い、“一人”って寂しくない?」



中島の意味深な妖艶な笑みに、思わず口の端がヒクッと上がる。



あぁ、変な汗が出てきたよ。



きっと、合ってる。



あたしは全てを悟った。


< 75 / 357 >

この作品をシェア

pagetop