【完】俺だけを愛して溺れろ。
『それじゃあ、中島。あたし、教室に戻るから』
これ以上、面倒なことに巻き込まれたくないと思ったあたしは、さっさと踵を返そうとした。
が、さらに事態が悪化してしまった。
「俺と一緒にご飯を食べる約束だろ?」
がっしりとあたしの手首を掴み、ニヤリと笑う中島。
そして、中島の背後であたしに向けて中指を立てる女性。
ここは本当に購買部ですか?
いいえ、ここは公開処刑するところです。