あの日の約束、最後の一歩。
辛い。
悲しい。
恋愛に必要なものは
好きっていう気持ちだけだから
私には細かい感情はないと思う。
潤と居て悲しいと思ったことはない。
喧嘩したって楽しかったし、
泣いても辛くなかった。
私が泣くときは嬉しいときだけ。
悲しいときなんてない。
潤は私を絶対に泣かさない。
多分きっと、世界で一番
私のことを知ってくれていて
私のことを大事にしてくれる人。
そんな人だから、今までずっと
2人でやってこれた。
「 ねぇ、潤 」
あと一歩。
あと一歩が足りない私たちだから
私が少しだけ、先に進めるように
潤の背中を押してみる。