蝶龍Ⅱ




そんな事を思いながら私は柳原の姿を探した



いたっ!!




柳原は、ちょうど階段を上った全体を見下ろせるところにいた



柳原、絶対に許さない…




私は柳原のところに向かって足を進めた



しかし、その足はすぐに止まった



柳原が持つある物が見えたから



それは、前にも一度見たことのある物




拳銃…





だけど、あの時は私にその銃口が向いていた



だけど今は違う…



銃口が向いている先は…




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