蝶龍Ⅱ



それからすぐに救急車が来て、梨羅は一番大きな病院に運ばれた



私たちも急いでその病院に向かった



病院に着くと、この事を聞きつけた梨羅の両親と竜にぃ紘ちゃんがいた



佳「沙菜さん!梨羅は…」



沙「今手術室に入ったところよ」



そう言った沙菜さんの目は赤かった



竜「おい、一体何があったんだ?!」



私は自分が拉致されたところから全てを話した



佳「ごめんなさいっ!私が柳原に捕まりさえしなければ…」



あの時もっと気を付けていれば…



怜「佳菜は悪くねぇ。俺が油断したからだ。梨羅は俺を庇って撃たれたんです。本当にすいません!!!」






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