蝶龍Ⅱ



暗い教室からは女の人の呻き声が聞こえる。



おもわず、怜斗の腕に抱きつく。


今はもう恥ずかしいなんて言ってられない。



私はギュッと目を瞑った。



怜「梨羅、大丈夫だから目開けてみ?」



怜斗に言われて、恐る恐る目を開ける。




すると、目の前には長い黒髪の血を流した女の人。




梨「キ、キャアァァーーーーー」


お化け屋敷に私の悲鳴が響いたのは言うまでもない。



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