蝶龍Ⅱ


バンッ



銃の音が倉庫に響きわたる。




あれ?痛くない



私はギュッと瞑った目を開けた。




梨「う…そ……」




私の目の前に立ちふさがって、お腹から血を出していたのは…-




梨「朔、にぃ?」




そう呼ぶと、少し振り返りそしてその場に倒れた。




梨「やだ…朔にぃ!!朔にぃ!!」





私は倒れた朔にぃに駆け寄った。





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