社長はメイド様!①






「お久しぶりです。神崎乃斗様と鮎沢美咲様… 二人が来るのを楽しみにしていました。」





「「…!!」」




二人は空耳かと思った。
が、はっきり日本語で"鮎沢美咲"っと…

恐る恐る隣のテーブルを見ると…


「こちらこそ デニスさん… 去年のパリスコレクション以来なので…」


「どうぞ、座って…」




髪の色と服の着方…
美咲…? っと疑問を抱く二人。



碓氷の心はドキドキして暴れている。
心の胸騒ぎで碓氷あのお嬢様は美咲だとわかった。



「嘘だろ?」


前の鬼会長鮎沢美咲とは比べ物にならないくらい別人の美咲に五十嵐は「信じられへん」っと小さく呟く。



〜1時間後〜

美咲と乃斗が散歩していた時に、パリコレでお世話になったデザイナーのデニス呼ばれた。


ちょうど美咲も五十嵐があのホテルにいることを知っていてそのホテルに向かうところだった。


が、計算外なのが碓氷がいること。


美咲はただ五十嵐に今の自分を見せつけたいだけ…
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