Clumsiness+2+
ここにいるのは4人。
どうやってこの場を終わりにすればー…
「光梨。」
意を決したようにあたしの名前を呼んだのは、本日の救世主の祐くん。
「な、何…?」
びっくりしたまま出したから声がかすれた。
そんな…真剣な眼差しで見るなんて。
何となく、先が恐くなっちゃうよ。
「2人で話したいんだ。大丈夫か…?」
遠慮がちに言ってくる辺りが東間くんとは全然違う。
なんでこんなタイプが違う2人をあたしは好きになったんだろう…?
別に好きではないけど
優しいお兄ちゃんみたいな達也くん。
爽やかで誠実な祐くん。
俺様で不器用な東間くん。
たまーに甘々になるけど。
「うん、平気。行こっか。」
空気を読んだ達也くんが暴れ出しそうな東間くんを捕まえておいてくれた。