Clumsiness+2+




どうしたの?

なんて声をかけようとも思いません。



紗友紀の顔、恐すぎる。




足がもつれながらも走って着いたここは、使われてない空き教室。


有無を言わさぬ無言の圧力で端っこの方の席で向かいあって座った。


しばらく黙ったと思えば、急に立ち上がってあたしの方に詰め寄って来ました。


…なっなななな何ぃっ!?



「ちょっと、どういうことよ!せっかく合コンで達也くんのお持ち帰りされたと思ったのに…今日あの東間と来るなんて!!

なーんであたしに言わなかったのかしら…?」



恐い。
紗友紀の後ろに鬼が見えるーっ!!


逃げたしたいけど無理。




「話すっ話すから!!言ってなくてごめんって…!」



紗友紀は怒らせると恐いです。
黒いオーラがハンパないです。




< 11 / 146 >

この作品をシェア

pagetop