Clumsiness+2+




「あたし…いつも東間くんしか見えてないよ。ずっとずっと。

ごめんね。あの日信じたはずなのに
不安だったの…

だから」


ゆっくりと彼が振り返る。


「好きだ、光梨。」



え…?



「だから…離れていくな…。

お前が別れたいって言っても絶対離さねー。

…俺に愛されたら、逃げられない。」


ニヤリと笑ったと思ったら、たちまち近づいてきて抱き締められた。


ひゃあっ…
いきなりっ!


…あれ、でも

なんか安心する。


達也くんとは違う
全身から好きだって

伝わってくるみたい。






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