Clumsiness+2+
だけどっ
自分からキスなんて…!
ブンブンと顔を横に振って、チラリと正面の東間くんを見る。
ジッとこちらを見つめたまま。
しなきゃ…ダメなの?
…もうっ!
やるしかない!
―ちゅっ
軽く、触れたかどうかもわからないほどのキス。
今のあたしにはこれが精一杯。
でもね、言葉でちゃんと伝えるから。
「好き、好き。もう大好きなの。
お願い。
あたしから離れていかないでね…
だから…その…
ずっと、一緒にいて…!」
恥ずかしいけど
東間くんがすごくすごく優しい顔で聞いてくれるから
ちゃんと気持ちを返そうって思えたよ。
「俺は…愛してる。」
東間くんのキスは
いつもよりちょっぴり激しかった。