Clumsiness+2+



「…あれ?東間くん制服…?」



昨日来てそのままだから、荷物なんて何も無いはずなのに。



「あぁ、一回家帰ったから。それより早く用意しろ。おいてくぞ?」


そう言って、一階に降りていった。



本当は、朝、起きるときに
昨日のことは嘘だったんじゃないかって
冷たい東間くんのままなんじゃないかって
目をあけるのが怖かった。


でも夢じゃなかったんだ。


思わずにやけちゃう。笑



だって…あの東間くんだよ?
学校の王子様で、ファンクラブまであるもん。

そんな人があたしを好きでいてくれてるなんて…!!


「キャーッッ!」


着替えながら悶えるあたし。
悲しい…。


学校行ったら早速紗友紀に報告しなきゃ!!



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