【完】君と流れ星を。
……。

あれ?誰も反応してくれない?

やっぱ迷惑だったのかも……。


私が落ち込みかけた瞬間、先生に頭をくしゃっとなでられた。


「やっぱ女の子を勧誘してよかっただろお前ら!」

「朝早くから作ってくれたの?」

「ぜ、全員分作るの大変だったんじゃない?」


澤田くん以外が同時にリアクションしてくれたから、私は誰が何て言ったのかわからず笑顔でみんなを見た。


「さすが俺の見込んだ女だな」


えへへと私は照れ笑いして、先生を見る。


二人で並んでコンビニに入ると、ひんやりとした空気が肌に心地よかった。
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