【完】君と流れ星を。
桜と初恋と。
◆◆◆
『いっくん!すごいねー桜!きれい!!』
『梨紗、恥ずかしいからそんなはしゃぐなよ』
『だって雪みたいなんだもん!』
満開の桜並木は、何もないこの街のたった一つの自慢で、その下を2人そろって慣れない制服で歩いた。
セーラー服からブレザーに変わった。
短くなったスカートの丈。
少し茶色に染めた髪。
もしあの時、素直に言えたら……。
それでもお前の視線の先にはいつだってあいつがいて、結局変わらなかったのかもしれないけど。
―――――――
――――
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『いっくん!すごいねー桜!きれい!!』
『梨紗、恥ずかしいからそんなはしゃぐなよ』
『だって雪みたいなんだもん!』
満開の桜並木は、何もないこの街のたった一つの自慢で、その下を2人そろって慣れない制服で歩いた。
セーラー服からブレザーに変わった。
短くなったスカートの丈。
少し茶色に染めた髪。
もしあの時、素直に言えたら……。
それでもお前の視線の先にはいつだってあいつがいて、結局変わらなかったのかもしれないけど。
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