【完】君と流れ星を。
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朝からひどく寒かった。
『空は重い雲に覆われ、夜には初雪が舞うかもしれません』
天気予報担当のお姉さんが寒そうに告げた。
雪か……積もるかな。
積もったら、きっと梨紗が俺んちのインターホンを鳴らしに来る。
『いっくん!積もったよ!雪だるま作ろ!!』
なんて言って。
きっと犬みたいにしっぽがついていたなら、パタパタと嬉しそうに振っているに違いない。
俺はそんな梨紗に、『子供みたいな事言うな』なんて、偉そうに言うんだ。
そう、それがいつもの冬の光景だった。
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朝からひどく寒かった。
『空は重い雲に覆われ、夜には初雪が舞うかもしれません』
天気予報担当のお姉さんが寒そうに告げた。
雪か……積もるかな。
積もったら、きっと梨紗が俺んちのインターホンを鳴らしに来る。
『いっくん!積もったよ!雪だるま作ろ!!』
なんて言って。
きっと犬みたいにしっぽがついていたなら、パタパタと嬉しそうに振っているに違いない。
俺はそんな梨紗に、『子供みたいな事言うな』なんて、偉そうに言うんだ。
そう、それがいつもの冬の光景だった。