【完】君と流れ星を。
俺は子供で、ビビりで、何もわかっていなかった。
いや、見ないふり、聞いてないふり、気付かないふりを繰り返すだけだった。
幸にいから呼び出された時、嫌な予感はしていた。
ただその予感が外れることだけを俺は願っていたんだ。
『幸にい、どうしたんだよ?』
『……梨紗と付き合うことになった』
『……そっか……よ、良かったじゃん』
冷静を装ったつもりだったけど、声が微かに震えるのを止められない。
『樹、お前それでいいの?』
いや、見ないふり、聞いてないふり、気付かないふりを繰り返すだけだった。
幸にいから呼び出された時、嫌な予感はしていた。
ただその予感が外れることだけを俺は願っていたんだ。
『幸にい、どうしたんだよ?』
『……梨紗と付き合うことになった』
『……そっか……よ、良かったじゃん』
冷静を装ったつもりだったけど、声が微かに震えるのを止められない。
『樹、お前それでいいの?』