【完】君と流れ星を。
ほぼ白紙の答案用紙を出して、やっと休み時間になった。


「恋わずらいですな!」


そう言って、千尋は私を笑った。


「相談に乗ってよー」


千尋は笑うのをやめてびっくりした顔をした。


「紗奈が相談してくるなんて初めてだよね?!嬉しい!何でも聞くって!」


念のため、中庭のベンチまで移動。

誰もいないことを確認してから私は話し始めた。
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