【完】君と流れ星を。
「先生に教えてもらえばいいじゃん!」
「え、でも……迷惑だよ」
千尋に両肩を掴まれて、私はびっくりして背筋を伸ばす。
「言ってみなよ!」
あまりの迫力に負けて私はうなずいた。
先生に教えてもらうなんて、そんな上手くいくかなぁ。
「善は急げだから、今日の放課後に先生んとこ行ってきなよ!」
「ええ?!」
千尋の勢いに負けて、放課後に先生のとこに行って、その報告をメールする約束になってしまった。