【完】君と流れ星を。
かわいい。
◇◇◇
金曜日、私は朝からそわそわしていた。
結局、千尋が忙しそうにしていて天文部のことを切り出すことができずにいる。
……ううん、それは違うな。
彼女が忙しかったのは本当だけど、話さなかったことの言い訳にはならない。
私は少し浮かれているんだと思う。
いっき先生に特別扱いされた気がして。
先生の気まぐれなのかもしれない。
でも、女の子たちがかっこいいって騒ぐ先生に特別扱いされて嬉しくないはずがない。
多分、少しだけでも先生を独り占めしたかったんだ。
ふと、空いたままの席を見る。
澤田くんは……今日も午後からかなぁ。
金曜日、私は朝からそわそわしていた。
結局、千尋が忙しそうにしていて天文部のことを切り出すことができずにいる。
……ううん、それは違うな。
彼女が忙しかったのは本当だけど、話さなかったことの言い訳にはならない。
私は少し浮かれているんだと思う。
いっき先生に特別扱いされた気がして。
先生の気まぐれなのかもしれない。
でも、女の子たちがかっこいいって騒ぐ先生に特別扱いされて嬉しくないはずがない。
多分、少しだけでも先生を独り占めしたかったんだ。
ふと、空いたままの席を見る。
澤田くんは……今日も午後からかなぁ。