【完】君と流れ星を。
パンケーキはほんとにおいしくて、「おいしい」って言葉じゃ足りないくらいだった。

コーヒーを飲んで、マスターと先生とお話しする。


ホント、不思議。
先生とも普通に話せてる。


このお店は魔法のお店なのかもしれないと少し真剣に考えてしまう。


話がひと段落したところで、マスターに声をかけられた。


「紗奈ちゃん、暗くならないうちに帰りなさい」


そう言われて外を見るとまだ少し明るかった。

夏になったなぁなんて思いながら窓の外を見てると、私より先に先生が立ち上がる。



だけど、それをマスターが制した。
< 314 / 497 >

この作品をシェア

pagetop