【完】君と流れ星を。
部屋に戻っても何だか落ち着かなくて、本棚の整理をすることにした。


それでも時間を持て余して、6時には食堂に向かった。


今日のご飯はカレーライス。
もっと食べるのに時間がかかるものにして欲しかった……。


そんなことを考えながらあっと言う間に食べ終えてしまい、また部屋に戻る。


……。

とりあえず、いつも下ろしている髪をひとつにまとめてみる。
何となく。


時計の針はまだ7時にもなっていない。


あーもう、無理!

私は耐え切れずに小説の単行本をバッグに入れて、学校へと向かうことにした。


外に出ると、日が暮れて空は紫色に染まっていた。

うん、やっぱり晴れてきたみたいだ。
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