【完】君と流れ星を。
次のページをめくって私はすぐに手を止めた。


真ん中に写っているのはお父さん、その右側にお母さん。

そして、左側にいるのは……





「せ、せんせ……?」




信じられない気持ちで、その1枚を何度も見る。

たしかに今とは違うけど、今から16年とちょっと前のいっき先生に間違いない。


「なんで……」


私は大きな混乱の渦の中に突然投げ込まれた。




だって、私のお母さんの名前は────



「梨紗……って……お母さん?」


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