【完】君と流れ星を。
ベッドに入ったけど、寝返りをうつばかりで長い夜が更けて行く。

空が白み始めた頃、やっと浅い眠りが訪れた。




――――
―――――――


『ふふっ、紗奈はホントいっくんが大好きなのね』


『うん、いっくんすきぃ。いっくんはさなのことすき?』


『好きだよ。ほら、これ誕生日プレゼントだ』


『わあ!おおきいくまさん!ありがとう!!』


『幸太、いっくんに嫉妬してるの?』


『嫉妬?なんで俺が』


『気をつけないと紗奈を取られちゃうからよ』



――――――――
―――
< 364 / 497 >

この作品をシェア

pagetop