【完】君と流れ星を。
私のプラネの担当は春の星座と夏の星座だった。

秋と冬は海斗先輩の担当。

先輩は3年だし、澤田くんや大島先輩がやるべきだって主張したけど、先生によって却下されたらしい。


その理由はというと──


「すみません!今回の上映は満員ですので、次回の上映をお待ちください!」


「えー伊集院さんのプラネタリウム見れないの?」


「1時間後にまたやりますから……」


そう、王子様のような海斗先輩のプラネタリウムは人気で整理券は即完売。

これが部費の足しになるんだから、先輩に感謝しなきゃな。


まぁ、女の子たちは星の話なんて覚えてないだろうけどね。
< 375 / 497 >

この作品をシェア

pagetop