【完】君と流れ星を。
しりたい。
◇◇◇
燃え尽き症候群。
それが学校内の流行語になっていた文化祭の後の日々は、気がついたら過ぎ去っていた。
「──……な…ん……さ…ちゃん…紗奈ちゃん!」
「は、はい!」
返事をした途端に海斗先輩の笑い声がした。
「こんなとこで寝たら風邪引くよ」
私はキョロキョロと周りを見渡した。
……そうだ。
授業が終わって、中庭のベンチで英語のテキストを読んでいる間に──。
「寝不足?」
先輩の言葉にはぎこちない笑顔で曖昧にうなずいた。
燃え尽き症候群。
それが学校内の流行語になっていた文化祭の後の日々は、気がついたら過ぎ去っていた。
「──……な…ん……さ…ちゃん…紗奈ちゃん!」
「は、はい!」
返事をした途端に海斗先輩の笑い声がした。
「こんなとこで寝たら風邪引くよ」
私はキョロキョロと周りを見渡した。
……そうだ。
授業が終わって、中庭のベンチで英語のテキストを読んでいる間に──。
「寝不足?」
先輩の言葉にはぎこちない笑顔で曖昧にうなずいた。