【完】君と流れ星を。
先生をつくっている大事な思い出の1つ1つに、お母さんがいて、お父さんがいて、



そして、私がいる。





『好きとかさ、もっと単純なもんなんじゃないの?』


『好きな人の好きだった人のこと、知りたいって思うかな』





『好きだよ、お前が』






そうだよ。


こんな────



「……こんな幸せってない、ですね」



マスターは静かに微笑んでくれた。
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