【完】君と流れ星を。

「私、意地っ張りだよ」


「うん」


「欲張りでわがままかも」


「うん。今は何が欲しいの?」


耳元で囁く甘い声が心地よくて夢の中にいるみたい。

でも、私は足りない。


「……キスしてください」


言ってから恥ずかしくて顔が熱くなった。


「……っつ……はははっ……」



「な、なんで笑うんですか?!」


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