【完】君と流れ星を。

「先生と裕子先生って、どんな関係ですか?」


「……っははは」


また笑われたし。

しかも何で笑われたのかまったくわからないし。


「まじめに聞いてるんですけど!」


「やっ、ごめん。お前、あのウワサ信じてんの?で、深刻に悩んでたら圭介に『抱いてもらえば』なんて言われてここに来たわけ?」


うぅ……おかしい……全部バレてる……。


恥ずかしさで下を向いた私の頭に大きな手が触れる。


「裕子は同じ大学の同期なんだ。それだけだよ」


「ほんと?」


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