社長!好きです!

「あ~、加崎さんおはようございますぅ~。」


どっかの部署の若い女子社員がそう言って
通り過ぎて行った。



それで、正気に戻った私・・・




最近の若い子はど~して語尾が延びるのか・・・

しかも

加崎みたいなのでも男だと思って媚びてる感じだった。



ってゆ~か・・・

最近の若い子とかって思ってしまう私って・・・何?



ってゆ~か・・・


私は無視して加崎にだけ挨拶って・・・何?




転勤して来たばかりでやっぱり新参者扱いされてんの?


大お局にはこき使われイビラレ

自分よりず~っと若いと思われる女子社員にも・・・



新参者扱い・・・




「何ブーたれてんの?気持ちは分かるけど・・」


加崎は、私の不満が分かったみたいで・・・


でも、それは余計なお世話

「うるさいなあ、手伝ってくれるわけ?」


まだいる加崎を睨みつけ、

腹が立ってるから

コーヒーカップをガシャガシャ音をたて

並べると


「女の子なんだからそ~ゆうの
もうちょっと丁寧に扱おうね。」



そう言って

私がブチギレする前に


加崎は出て行った。



も~~~~~~~~!



加崎、あんたが一番ムカつく!



つか、

『男なんだからあんたこそ男らしく話せ!』


って言ってやりたかった・・・

言えないけど・・・







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