社長!好きです!
廊下で大お局と一緒にその人と遭遇した。


しかし・・・まさか・・・



「副社長、先日出社の際には、まだおりませんでしたので・・・

ほら、久利生さん、挨拶。」


大お局がその人を引き止めた。


振り向いたその人は、確かに“ハンガー”



ってか・・・



え?


副社長って?あんた?

ホントにホントの副社長なの?




よもや今朝の電車の相手が・・・


うちの副社長!?



すぐに言葉が出てこなかった。



副社長・・・・


私・・・クビですか?



「久利生さん?」


すっかり固まってしまった私を大お局が呼ぶ。



「あ・・はい、初めまして、久利生 和です。


よろしくお願いします。」



何とか言えた。

しかも引きつり笑いまで作って


でも・・・


反応が・・・



ない




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