社長!好きです!
「父親はともかく
母親は私じゃありませんっ!

とにかく、違います!」


これだけ否定してるのに
なんでなの?



「違うの?

和ちゃんの子じゃないんだね?」


由は、納得したみたいだった。

しかし・・・



「久利生さん、君は加崎さんに一人で子供を育てさせてたって訳か?」


は?

自分の耳を疑った。



ここにも人の話しを聞いてない男ーーー


社長!!



本気で言ってるのかと社長の顔をジッと見る。


「冗談だ。」

社長がそう言った。

「面白くないジョーダンですね。」

私が冷たく言い返すと

「君に5才の子を産むのは、計算すると無理だろう?君は若いんだから。」


は?

それは社長・・・


「嫌味ですか?」

年齢的には充分産めます。

「私、28ですけど?」


5才どころか6才、7才・・もっと大きい子でもいたっておかしくないんです!



「28?

ほー、いや・・失礼。」


社長・・・

わざとですね?


くぅ~~~~~っ!ムカつく!



でも

ムカつくやつはもっと居た。



「久利生さん28?

じゃあ、産めるね。」


「うん、5才の子なら産んでてもおかしくない。」


「留理くんのママに違いないねですね。

でも、秘密にすることですかね?」


「いいんじゃないの?」



はい?


どうしてそうなるんですかーーーーっ!?




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