社長!好きです!
リビングに入って行くと

さっきまで仁佐さんが飲んでたビールの缶がテーブルに置きっぱなし。



はあ~~~~っ・・・



「すでに二人で祝杯をあげたようだな?
いや、祝杯じゃないのか?プロポーズを断ったんだからな。」


社長はその様子を見て言った。


「仁佐さんが勝手に飲んでただけです!

それにプロポーズなんかされてません!」



言い返し


また


はっ!

と気付いて


さなえを見ると



「仁佐さん来てたんだ。

帰ったの?」



聞かないで・・・


何も聞かないで~~~~




さなえの視線を避け


視線を逸らすと

「久利生さん、目が虚ろだぞ。」



嫌なやつ!

誰のせいだと思ってんのよっ!


傍にあった物を思わず投げつけるとこだった。



社長は、さっきまで仁佐さんが座ってたソファーに
勧めもしないのに勝手にドカッと座り



「説明すると言ったんだから

ちゃんと説明してもらおうか?」


嫌みったらしく言った。





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