社長!好きです!
「そうそう、和も副社長なんて呼ばなくていいよ。
会社じゃ無理でも年上なんだし、
由って呼び捨てでガツンと殴ってやれば
気持ちイイよ。」



まず無理でしょう。

ガツンと殴るだなんて・・・



「本人もそう呼んで欲しがってたし、
外で副社長は堅苦しいし。」


そう?


でも、確かに副社長って呼ぶ度に

周りの目が余計に集まる気がする・・


イケメンな上に副社長?


そりゃあ、独身の女どもの

視線が集中する・・・よね?



「ゆ・う」

試しに耳元で呼んでみた。

「はい!」


副社長は

起きた!



今日は、『お・き・て』は付けなかった

のに・・・



しかも立ち上がって!

酔いも醒めたか?




思ったが・・・



「和たんありがとう!

やっと、そう呼んでくれたんだね!」



和・・たん?



酔ってる・・・よ



そう言ったあと

また、座り込んで寝てしまった。



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