社長!好きです!
加崎は私の目の前

小さな四角いものを振って見せて・・・


「あなたの疑問にお答えするわよ。

な・ご・み・ちゃん」


ちょっ・・・

「信じらんない!」


どうしてそんなものが普通に胸ポケットから出てくる訳?


「あら?そうね。これは必要ないかも。」


そう言ってまたそれを胸ポケットにしまう加崎・・・


最悪っ!




怒り爆発で


バチン!


さっきのもみじのその上にもう一つおみまいしてやった。



「笑美花!帰るよ!」

「う~ん・・・まだ飲むぅ~。」


そんな返事をする笑美花。



こんな男のところに


そう

こんな“準備”のできてる男の前に笑美花を残して帰るなんてできない。



ちょっと大変だったけど泥酔の笑美花を引きずるようにして


加崎にはケーベツの眼差しを残し

店を後にした。



「どいつもこいつも最悪・・・」


加崎の私生活・・・ってゆ~か


性生活?を垣間見たようで・・・


「気分悪い・・・」

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